猪瀬直樹は間違っている。

猪瀬直樹氏のことはhttp://toitaiki.at.webry.info/200506/article_27.htmlhttp://toitaiki.at.webry.info/200507/article_13.htmlに書かせていただいたが、猪瀬氏のいう改革のなかで、「旧特殊法人の買い方が悪い!」と何度も言っているが、彼の言い分だけを信じるとミスリードするので正しい認識を書かせていただく。私は公務員に出向経験があるのであえて言うが、猪瀬氏は随意契約が悪いので公開競争契約にすべきである。と言ってはばからない。しかし猪瀬氏のいう随意契約は「特定随意契約」のことで「一般随意契約」とは意味が全然違う。「特定随意契約」はあらかじめ決めた会社にしか見積を出さないことで。特許品や共同開発した品物など限定した品物の場合使用するがその方法で子会社を助けて天下りさせているのが問題でなのであって、要は全てひっくるめて「随意契約が悪い」は完全に間違っている。次に「一般競争契約」はいい、というのは「嘘」で「予定価格」を下回れば契約が成立してしまうのが悪い。「公正協議」といって価格が決まってから、一部交渉が認められるのはごくわずかに存在するが、はっきり言って今回の橋梁談合をみても「予定価格」を下回っているために買っている(買わされている)のが現実なのだ。では「一般随意契約」はなぜいいかというと、見積競争の後「価格交渉」ができるから、日本の企業は「一般随意契約」を採用しているのだ。つまり1番札の会社が契約を取れたのではなく、その後の交渉が待っているのが買う側のメリットなのだ。尚且つゴーンのように「君としか取引しないから値段を下げろ」ができるのも随意契約である。もっとえげつないことを言うと、札束で顔をぶん殴っても安く買える。公開競争契約では絶対に出来ない。そんなの知っていると猪瀬直樹氏は言うのだろうが、ではお聞きしたい。今回の道路公団の人員削減で理事が全員関連会社に年収1200万円で天下らせる理由をお聞かせ願いたい。